久しぶりに良いカテーテルが開発されました。名前はペンタレイといいます。ペンタというのは、「5」という意味で、中心から5本のスプラインが伸びており、一つ一つのスプラインに4つの電極がついています。
このマッピングカテーテルは、1本1本のスプラインが細くて非常に柔らかいので、心筋のどんな小さな空間にでも入り込むことができます。なおかつスプラインは、盲端になっているので、心室の腱索に引っかかることがなく、心房と心室の境界部分の弁輪というところも、安全にマッピングできるのです。
今までカテーテルを自由に持っていけなかったところを、簡単に素早く、検索できるようになりました。
このカテーテルを早速使用し始めています。今までのカテーテルならば、非常に時間がかかった、もしくは分からなかったかもしれない心房細動の起源部位が同定できています。さらに、治療成績の向上が期待されます。
写真の中央にある、ヒトデのような形をしたカテーテルがペンタレイです。 |